うつ病との出会い

人生経験

私がこれまでの人生経験で一番辛かったうつ病の経験について、何回かに分けて投稿していきたいと思います。うつ病で辛い思いをされている方、毎日が憂鬱だなと思っている方に参考になればと思います。

今から十数年前になりますが、大学を卒業してメーカーに就職し、わずか半年余りでうつ病を発症しました。この病気のことを当時は余り知られていなかったためか、ただの怠け者だとか、根性が足りないとかそんな感じで思われがちな病気で私も実際そう思っていました。
今、振り返ってみると大きな挫折を味わい、失望で人生どん底の状態でした。


メーカーの営業として希望を抱いて就職したはずが、残業、残業の毎日で休日も出勤。朝は7時に出勤して営業の段取りを済ませ、顧客先へ外回り。会社に戻り事務処理を深夜2時頃まで。自宅に戻って晩御飯を食べて入浴を済ませ、就寝は午前4時。寝てるかどうかもわからず、あっという間に起床時間午前6時に。睡眠時間わずか2時間という過酷な毎日でした。そんな生活を繰り返していくうちに、ある日突然プチっと何かの糸が切れました。朝起きれない。ご飯が食べれない。何をしても面白くない。身体の震えが止まらない。

おかしいと思って内科を受診しても以上なし。原因が分からず、インターネットで調べると「うつ病」の症状に似ていると気づき、私にとってはハードルが高かったのですが、思い切ってメンタルクリニックに仕事を休んで行きました。そして言われた一言がうつ病。そして「今の仕事辞めたほうがいい」と簡単に。【今はそんなことを簡単に言う医師はいないと思いますが。】

一気に人生のどん底に突き落とされた感じでした。「他人事だと思って簡単に言うな!」という腹立たしい思いが満ち溢れ、そんなはずはないと自分を奮い立たせ何度も踏みとどまろうと試みましたが、結局心が病んで限界に。

大学を卒業して就職したばかりなのに、今辞めたら全てが無駄になると自分を苦しめ、追い詰めていきます。まさに負のループです。当時一人暮らしをしていて、ジムに通ったり、先輩と居酒屋に行って気分転換をしましたが、段々苦痛になっていき、人と会うのも嫌になりました。

最終的には両親からも仕事を辞めたほうがいいと言われ、わずか半年余りで仕事を辞めました。

「人生終わった!」そう思ったことを今でも鮮明に覚えています。

でも実は辞めたときより、辞めた後のほうがもっと大変でした。続きはまた次回でお伝えします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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