
前回はうつ病になった経緯をお伝えしましたが、今回はその後の生活について、ありのままお伝えしますので、最後までご覧ください。
目 次
- 会社を辞めてからが人生のどん底でした。
- 時間の経過とともに転機が訪れる。
- 人生生きていれば大丈夫なんとかなる。
1.会社を辞めてからが人生のどん底でした。
その後会社を辞めて実家に帰ることになり、引っ越しの手続きを終え職場に別れを告げて帰りました。帰りの途中、色々と相談していた同期に正式に会社を辞めたことをメールで伝えると、「辞めるなんてもったいない」「もう少し頑張ってみたら良かったのに」といった返信を受け取り、やっぱり辞めなかったら良かったかなと何度も後悔しました。
それでも当時の状況を振り返ってみても、頑張る気力なんて少しも残っていませんでしたし、何も考えられない状況でした。
自宅の最寄り駅に着くと父が迎えに来てくれていて、一言「お疲れ様」と。大学まで行かせてもらい、無事就職したのにたった半年余りで全てを投げ出してしまい申し訳ない気持ちが溢れ、涙ながら「ごめん」と一言謝ったのを覚えています。

実際には、会社を辞めてからが本当に人生どん底の時期の 始まりでした。
「自分はダメな人間だ、消えてしまいたい」という自分に対するどうにもならない怒りと虚しさが毎日毎日込み上げてきて、とにかく何もする気も起こらず、布団の中でひたすら携帯でマイナスなキーワード検索をしては落ち込み、引きこもっていました。
その時の感情をまとめると
- 自分は負け犬の役立たず
- 人生終わった!もうおしまい
- 誰にも相手にされない虚しいやつ
- 期待に応えられない無能者
本当に自分に腹が立ち許せない気持ちで部屋に引きこもり、生活していました。
2.時間の経過とともに転機が訪れる。
それから約半年間は同じことの繰り返しで引きこもり、寝るだけの最悪な生活をしていましたが、ある日突然、それまでの生活に飽きたのか、外に出ようという気分になりました。『時間が解決してくれる』ってよく聞きますが、まさにその時がそのタイミングだったかもしれません。

ただそうはいっても、近所の人の目が気になったり、誰とも会いたくなかったりとビクビクしながら目立たないように外出して、まずはじめに向かった場所が隣町にある高校時代によく通っていた図書館でした。本を読むこともなくただひたすらボーっと半日過ごしては帰宅するの繰り返しでした。
それも次第に飽きてきて、しばらくして本を読むようになりました。実は、本を読むのは雑誌程度で自己啓発本など当時ほとんど読んだことがありませんでした。
そんな中、これも偶然なのか手に取った本が、ある牧師さんが書かれた「どんな時も大丈夫!ありのままの自分を受け入れる」という内容のものでした。
人生どんなに大変でも生きていれば、全ては大丈夫なんとかなる。人生のどん底にいた当時の私に一筋の光が差した瞬間でした。
それがきっかけで、うつ病でも大丈夫!うつ病とともに生きていこう!と病気を否定するのではなく、病気になって良かったんだと常に前向きに肯定的に考えるようになりました。ちょっとしたきっかけで人生って変わるものだなと今振り返っても思います。
それから約半年間、何か自分のためになることをしようと思い、当時普通自動車免許しか持っていなかった私ですが、再就職に向けて役立つ資格を取得することを決めて、資格のテキストを購入したり、資格の専門学校へ通ったりと、とにかくできることからコツコツとやっていきました。
結果的には30種類の資格を取得しましたが、その話はまた別の機会に投稿します。そして、就職活動を再開し、まずはパートでしたが就職することができ、最終的には今の会社に正社員として採用されることになりました。

3.人生生きていれば大丈夫なんとかなる。
初投稿でもお伝えしましたが、人生生きていれば大丈夫なんとかなる。本当にその通りです。どんなに苦難に遭遇しても人生のどん底に落とされても生きてさえいれば大丈夫なんとかなります。
今でも時々うつ病の症状が出ることがありますが、うつ病とともに生きているからこそ症状が出て当然のこと、どこか自分が無理しているサインだと考え、たとえどんなことが起こっても大丈夫と常に自分に言い聞かせています。
今、うつ病で苦しんでおられる方、毎日が憂鬱でたまらない方、大丈夫、必ず乗り越えられます!
実際にうつ病を経験した(今でも症状が出る)私がこうしてお伝えできていますから、それが理由です。うつ病は経験したことがある人にしか本当のつらさは理解してもらいにくいと思います。
これまでお伝えしてきたお話が少しでも多くの方の参考になれば幸いです。今後も参考になることを随時投稿していきます。少し長くなりましたが今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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